「チリメンの中をのぞいてごらん」について

 私たちの海は、生き物で溢れています。魚、エビ・カニ、貝、海藻、珊瑚..海に潜ってみると多様な生き物たちに驚くことでしょう。このコンテンツは、チリメンの中に混ざっている小さな生き物たちをピンセットを使って探し、その生き物が何か、図鑑を使って探すものです。
 本レクチャーは、「チリモン」という名称できしわだ自然資料館が開発したものです。それをアレンジして本教材を開発しました。

教材コンテンツについて

 本ワークショップは2010年から続く歴史の長いものです。この間、さまざまな形でレクチャーを見直し、改良を行ってきました。現在のワークショップのながれについて紹介します。

スライドを使いながらレクチャーを行います。レクチャーのながれは、愛知およびその周辺でとれる魚について学んだあと、「しらす漁」に注目し、しらす漁でいっしょに網にはいる小さな生き物たちを紹介します。
チリメンの中に入っている小さな生き物たちをピンセットで探していきます。iPadアプリ「海の生き物図鑑」を開発したので、タブレット図鑑を使いながら、見つけた生き物について調べていきます。
見つけた海の生き物を貼り、説明や感想を書いて、自分だけのカードを作ります。
お気に入りの海の生き物をレジンで固め、チェーンを通し、キーホルダーを作ります。
ワークショップ終了後もご家庭で海の生き物の話ができるようにWeb版の図鑑を作りました。

活動記録

 私たちの周りの海は、多様な生き物にあふれています。しかし、その姿を手に取り、考える機会は多くはありません。本ワークショップでは、その生き物たちをカードやキーホルダーにして、自分だけの「宝物」にします。後日のアンケートでは、「キーホルダーをランドセルにつけて、大切にしている」という嬉しいニュースもいくつか聞きます。
 また、このワークショップで見つけることができる生き物は、イワシをはじめ、タコ、イカ、タチウオ、ヒラメといった食卓にものぼる身近なものです。ご家庭でも話題が続くように、Web図鑑も開発しています。
 本ワークショップは、毎年、少しずつ改良を加えながら、児童館を中心に実施しています。