「煮干の解剖」について

 みなさんにとってとても身近な食材「煮干」。この煮干をつかって、魚の体のしくみについて勉強します。煮干は、指で簡単に解剖することができます。脳、心臓、胃、腸など、ひとつひとつ解剖をしながらその役割について学んでいきましょう。
 本レクチャーは、小林眞理子さんの「煮干しの解剖」(http://www.geocities.jp/niboshi2005/)を参考にしています。
 また、名古屋港水族館に監修いただき、講習会資料、ならびに、iPadアプリ「にぼし学習帳」を制作しました。開発したアプリは、以下からダウンロードできますので、ぜひ、ご家庭でもお楽しみください。

*Appleストアからダウンロードできます(無料)。
https://itunes.apple.com/jp/app/niboshi-xue-xi-zhang/id1150730681?mt=8
*このアプリは、iPad用です。iPadでお楽しみください。

教材コンテンツについて

 主な教材とながれは以下のとおりです。

スライドを使いながらレクチャーを行います。人間と魚の臓器の比較を消化器系、呼吸器系に従って説明します。
実際に、煮干を解剖します。解剖したものは、シートに貼って持ち帰ります。
解剖した臓器について、iPadアプリ「にぼし学習帳」を使って詳しく調べます。
自分たちが取り出した臓器を写真でとって、パズルにするというアプリを中京大が開発し、活用しました。解剖したものを、もう一度、もとに戻すことにより、レクチャーそのもをの各自で振り返ることができます。

活動記録

 1人1台(数人に1台)の電子タブレット(iPad)を使って授業を行いました。解剖した臓器について、あれこれ、わいわいと、参加者同士で一緒に調べている様子が印象的です。
 「実物にふれる」ことを大切にしながら、より深い知識をデジタルで補うというスタンスでワークショップを組み立てています。「月をかんじよう」でも思ったのですが、やはり、小さな煮干であったとしても実物が持つ「すごさ」は強いものです。その実物のすごさを、デジタルを使ってより深く強く感じてほしいと思いました。
 本ワークショップは、毎年、少しずつ改良を加えながら、児童館を中心に実施しています。