2012年5月21日に日本の広範囲にわたって金環日食が観測されました。金環日食とは、月の周りに太陽の光がはみだしてリング状に見える天文現象です。日本で広範囲に見る事ができるのは932年ぶりということもあり、市民の関心も高いものでした。この機会を生かし、金環日食に興味を持って、分かりやすく、安全に、たくさんの人にみてもらうことを目的とした金環日食のレクチャーを8カ所約300人の子どもたちに実施しました。
今回のレクチャーは,雑居ゼミの一活動として,名古屋市科学館ならびにNTTドコモの協力により実施しています。ひとり1台タブレットを使いながらレクチャーを実施することで,自らのペースで金環日食の仕組みを試し,発見し,学んでいました。
2012年5月の日食の仕組や観察方法を説明した教材の開発を行うとともに、その教材を活用した市民向けレクチャーを行いました。本レクチャーは、名古屋市内外の小中学校、病院、児童養護施設、トワイライトスクール等で、日頃、科学館に行く機会が少ないと考えられる人に趣向を凝らしたレクチャーを行い、日食観察を行うきっかけづくりをします.また、日食当日も、名古屋第二赤十字病院(小児病棟)で観察会を開催しました。